ソウルミュージックのクライングのパイオニア
ソウルミュージックのクライングのパイオニアは、このジャッキー・ウィルソンです。
ジャッキー・ウィルソンは、元祖ソウルマンのサム・クックと同じく1957年にデビューしていたのですが、翌年のこの曲のヒットで一躍有名になりました。
この曲を聴いて分かる様に、デビュー当時はドゥーワップ色の強いシンガーでした。
ジャッキー・ウィルソンの歌声は、パワフルな声のネイゾルのクライングで、そして、見本的な、地声と裏声をミックスしたミックスボイスだと言えます。
クライングはどちらかと言えば、泣き声に近い若干こもった歌声ですが、トーンが暗めという意味であり、テナー・サックスの様に非常にクリアなクライングです。そしてミックスボイスも非常にクリアです。
また、ジャッキー・ウィルソンはモータウンの発祥の地である北部のミシガン州産まれで、初期のモータウンに多大な影響があったと言われています。
モータウンはダイアナ・ロスがいたスプリームスに代表される様に、当初はドゥーワップ色の強いレーベルでした。
音源は1958年のヒット曲です。
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