ゴスペルのシャウトのパイオニア達

 まずは1939年から活動している、名ゴスペル・カルテットのブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマの音源です。

 この曲は1949年のデビューアルバムからの曲です。

 見事な、がなり声のネイゾルのシャウトを使った歌唱です。

 ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマはもちろん南部のアラバマ州出身のゴスペル・カルテットです。

 音源は1949年の曲です。


ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ

 そして次は1942年から活動を始めたゴスペル・カルテットのセンセーショナル・ナイチンゲールズです。

 この曲は1959年のデビューアルバムからの曲です。

 こちらもやはり見事な、がなり声のネイゾルのシャウトを使った歌唱です。

 センセーショナル・ナイチンゲールズは北部のペンシルベニア州フィラデルフィア出身のゴスペル・カルテットです。

 音源は1959年の曲です


センセーショナル・ナイチンゲールズ

 ここで大きな疑問を持たれた方も多いと思います。

 ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマは、別名ファイヴ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマで5人組ですが、時代によって人数は変わっています。

 音源を貼ったジャケットでは6人組です。

 センセーショナル・ナイチンゲールズは時代によって人数が変わっていますが、デビュー当時は5人組です。

 7人組はセプテットと呼びます。

 6人組はセクステットと呼びます。

 5人組は普通はクインテットと呼びます。

 そして4人組がカルテットです。

 3人組はトリオと呼びます。

 2人組はデュオと呼びます。

 1人はもちろんソロです。

 しかし、ゴスペルにおいては、ゴスペル・カルテットというジャンル名ですので、5人組でも、6人組でもカルテットと呼ぶのです。

 3人組はトリオですが、例えば4人組や5人組だったゴスペル・カルテットのメンバーが抜けて3人組になった場合は、そのままゴスペル・カルテットと呼びます。


 それでは最後は、1931年から活躍していた、女性ゴスペル・シンガーのクララ・ウォードです。

 クララ・ウォードは1949年にデビューしました。

 聴いて分かる様に、クララ・ウォードはあまりがなっていませんので、シャウターというよりは部分的に、がなり声ネイゾルのシャウトを使うという感じで、基本は、パワフルな声のネイゾルのクライングを使っています。

 クララ・ウォードは北部のペンシルベニア州フィラデルフィア生まれです。

 音源は1951年の曲です。


クララ・ウォード

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